昨晩、3月24日(土)の試飲ワインは白1本、赤2本でした。
いずれもヴィンテージの変更による試飲です。
1本目、白ワイン
カメレオン シャルドネ・トロンテス 2011
麦ちゃん評価 3.75~3.8点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
前ヴィンテージと同等の評価です。
テイスティングコメント
洋ナシ、熟したメロンを思わせる果実香、強めに感じるバラの花のような華やかな香り、蜂蜜香、ミルキーな風味、ハーブのイメージなどが香ります。口の中に香りから想像されるような華やかな香りを伴った果実の旨味が広がります。適度な酸があり、メリハリがあり、骨格もしっかりしていますので、ぼやけた印象はありません。華やかな香りにに包めまれたバランス良くまとまった心地良いヴィンテージです。余韻はやや長く感じられ、後味に適度な酸を伴った優しい果実の旨味とフローラルな華やかな印象が残ります。
2本目、赤ワイン
カメレオン マルベック・メルロ 2011
麦ちゃん評価 3.75+点
前ヴィンテージに比べ僅かに評価を落としましたが
まずまずの評価です。
テイスティングコメント
熟したプラム、アメリカンチェリーのジャムなどを思わせる果実の香りが主体です。ミルキーな要素、黒糖、シロップ、僅かに胡椒などスパイス香などが加わります。口の中に適度に濃縮感ある新鮮なイメージの果実味が広がります。口当たりスムーズで、適度な酸を感じますので、ぼやけたイメージはありません。適度なタンニンがあり僅かに収縮するものを感じますが、まろやかで柔らかい味わいです。ミディアムボディーで、程よい濃縮感あるフレッシュな果実の旨味が膨らむバランス良いヴィンテージです。余韻は中庸で、後味に適度に濃縮したジャミーな果実の旨味と僅かに収縮するタンニンが残ります。
3本目、赤ワイン
ドン・カミッロ 2010
麦ちゃん評価 3.85+点
前ヴィンテージと同等の評価です。
テイスティングコメント
ブラックベリー、干しプラムなどを思わせる果実香、カカオ、ナッツの風味、黒糖、燻し香、胡椒・ナツメグなどスパイス香などが複雑に香ります。口の中に凝縮した濃い果実味が広がります。適度な酸があり、メリハリがあり、力強いタンニンを感じる骨太のワインです。収縮するタンニンでやや荒々しいイメージですが、尖った印象はありません。旨味の要素はストレートではなく徐々に膨らむイメージで、非常に豊かな味わいです。凝縮感ある果実の旨味が次第に広がるパワフルで飲み応えあるヴィンテージです。余韻は長めで、後味に凝縮感ある果実味とやや収縮するタンニンが残ります。