昨晩、3月29（木）の試飲ワインは白1本とポートワイン1本でした。
1本目、白ワイン
アナケナ シャルドネ コレウ シングル・ヴィンヤード 2011
ヴィンテージ変更による試飲です。
ヴィンテージが若いのと、到着したばかりですので
まだバランスがとれていない印象です。
麦ちゃん評価 3.75～3.8点
（3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン）
テイスティングコメント
熟したリンゴ、黄桃などを思わせる果実香、蜂蜜香、発酵食品香、潮を感じるミネラル、僅かにカラメル香などを感じます。口の中に適度に熟した印象の果実味が広がります。程よい酸がありメリハリある味わいです。まだヴィンテージが若くバランス良くありませんが、6ヶ月から1年で落ち着きをみせると思います。膨らみある味わいで余韻は長め、後味に適度な酸を伴った熟した印象の果実の旨味とミネラルを感じる苦味が残ります。今年の秋に再度試飲してみます。
2本目、ポートワイン
キンタ・ド・クラスト・レイト・ボトル・ド・ヴィンテージ・ポート 2006
麦ちゃん評価 3.9点
レイト・ボトル・ド・ヴィンテージ・ポートが2,580円税込なら文句ないでしょう。
ヴィンテージ・ポートは高価ですがこれなら何とかなるでしょう。
まさに大人のデザートです。
来月入荷予定です。
テイスティングコメント
プラムのジャム、乾燥プラムなどを思わせる果実香、黒糖、アンズのシロップ漬け、カラメル香、カカオ、ナッツ香など甘味を感じる要素を主体に豊かに香ります。口の中に非常に強い甘味の要素を伴った濃縮した果実味が広がります。
黒糖や果実のシロップを思わせるたっぷりの旨味が広がり、強烈な残糖分を感じます。トロリとした食感があり、アルコールを強く感じ、飲み応えも充分です。酸は比較的穏やかで、適度なタンニンがありますが、極めてシルキーです。余韻は長く、後味に甘味の強いコクのある旨味がいつもでも残ります。まさに、ワイン好きの究極のデザートと言えます。
