昨晩、4月8日(日)の試飲ワインは赤ワイン2本、白ワイン1本でした。
いずれもヴィンテージ変更による試飲です。
イル・ラフォルジュ ヴィオニエ 2011
麦ちゃん評価 3.8~3.85点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
まずまずの評価です。
テイスティングコメント
洋ナシ、メロンなどを思わせる果実香、白い花を思わせる華やかさ、ミルキーな要素、シロップなどを感じます。口当たりスムーズで、旨味豊かな優しい果実味が広がります。適度な酸があり、ぼやけた印象はありません。雑味なくクリーンな印象で、香りから感じるような華やかな風味も口の中で膨らみます。余韻は中庸で、後味にも優しい果実の旨味が残ります。華やかな風味を感じ、心地良くクリーンな印象の優しい果実味が広がる癒し系の味わいです。
ナーリー・ヘッド ピノ・ノワール 2010
麦ちゃん評価 3.85点
かなり高評価です。
テイスティングコメント
アメリカンチェリーのジャムやプラムを思わせるジャミーな印象の果実香、ヴァニラ香、ミルキーな風味、カラメル香、僅かに植物の茎を思わせる青味の要素、燻し香などを感じます。口の中に優しい印象の果実味が広がります。香りから感じるほどのャミーさは有りません。程よい酸を感じるヴィンテージでバランス良くまとまっています。程よいタンニンがありますが柔らかくシルキーで尖った印象は受けません。ミディアムボディーで、口当たり優しく、バランス良くまとまった癒し系の赤ワインと言えます。余韻は中庸で、後味にチャーミングな印象の果実の旨味が残ります。
イル・ラフォルジュ カベルネ・ソーヴィニョン 2011
麦ちゃん評価 3.85点
バランス良くまとまったヴィンテージ
前ヴィンテージの方が濃縮感強くパワフルでした。
テイスティングコメント
ブラックベリー、乾燥プラムなどを思わせる果実香、ヴァニラ香、ナッツ香、カオやチョコレートの風味、僅かに胡椒などスパイス香などを感じます。口の中に適度に濃縮した果実味が広がります。程よい酸があり、メリハリある骨格のしっかりした味わいです。適度なタンニンがありますが、シルキーで尖った印象はありません。
ミディアムボディーでバランス良くまとまったヴィンテージですが力強さも備えています。余韻はやや長く、後味に適度に濃縮した果実の旨味と僅かに収縮するタンニンから由来するだろう苦味の要素が僅かに残ります。基本的に非常にバランス良くまとまったヴィンテージと言えます。