昨晩、4月27（金）の試飲ワインは白1本、赤2本でした。
1本目、白ワイン
アルザス・リースリング グラン・クリュ ウンシュ・エ・マン 2009
ヴィンテージ変更による試飲です。
これは良い♪
麦ちゃん評価 4.1点
（3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン）
傑作の評価です！
2,380円と高額ですが、
グラン・クリュとしては超破格！
テイスティングコメント
リンゴ、アンズなどを思わせる果実香、蜂蜜香、強めに感じるオイリーな風味、石灰質を感じるミネラルなど豊かに香ります。口の中に豊かな果実味が広がります。コンポートを思わせる旨味をたっぷり感じる果実味です。酸は比較的豊かで爽やかな印象も受けますが、やや収縮するミネラルを感じ、骨格のはっきりしたメリハリある味わいです。トロリとした食感があり、ふくよかで膨らみがあり旨味豊かに広がるヴィンテージです。余韻は長く、後味に豊かな酸を伴ったたっぷりの果実の旨味とミネラルから由来する苦味の要素が残ります。典型的なアルザス・リースリングと言える上質なワインです。今後熟成によりさらに美味しくな
ると予想します。
2本目、赤ワイン
シレニー ピノ・ノワール マールボロ 2010
麦ちゃん評価 3.85～3.9点
非常に綺麗でクリーンなピノ・ノワールです。
まずまずの点数ですが、
2,000円を超えるピノ・ノワールとしては3.9点以上欲しいところです。
2,000円以下なら採用したいところです。
残念・・・・・・・・
3本目、赤ワイン
シノン レ・パンセ・ド・パリュ 2009
ヴィンテージの変更による試飲です。
麦ちゃん評価 3.9点
シノンとしては豊かな味わいです。
テイスティングコメント
乾燥プラム、ブラックチェリーなどをおもわせる果実香、埃っぽい要素、茹でた豆、植物の茎を思わせる青味の要素、僅かに胡椒、カカオ、ナッツ、カラメル香、樽熟成から由来する木質香など複雑に豊かに香ります。口の中に適度に濃縮感ある果実味が広がります。酸は比較的豊かでメリハリある骨格のしっかりした味わいです。タンニンはやや強めに感じますが尖ったところはなくあくまでもシルキーです。ミディアムからフルボディーでバランス良くまとまった印象ですが、力強さも備えています。余韻はやや長く、後味に程よい濃縮感ある果実の旨味と僅かに苦味の要素が残ります。
