10月20日(土)
試飲ワインは赤白各1アイテムでした。
1本目、白ワイン
フィンカ・エンゲラ・ヴェルディル 2011
ヴィンテージの変更による試飲です。
麦ちゃん評価 3.75+点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
1,000以下のワインとしては申し分ない評価です。
テイスティングコメント
リンゴ、アンズなどを思わせる果実香、蜂蜜香、コンポート、シロップ、
僅かに石灰質を感じるミネラルなどを感じます。口の中に旨味豊かな
果実味が広がります。比較的豊かな酸があり骨格のしっかりしたメリハリ
ある味わいです。果実の旨味と共に蜂蜜を思わせる旨味の要素とミネラル
から由来する苦味の要素が現われます。余韻は中庸で、後味に比較的豊か
な酸を伴った果実の旨味と苦味の要素が残ります。優しく熟した印象の
果実の旨味と蜂蜜を思わせる旨味の要素が特徴的な骨格のしっかりした
豊かな味わいです。
2本目、赤ワイン
バルベラ・ダルバ 2008 ボルゴーニョ・ヴィルナ
バルベラはあまりメジャーな品種ではありませんが、
ネッビオーロと共に北イタリアを代表するブドウ品種です。
麦ちゃん評価 3.95+~4.0点
ほぼ傑作の評価と言えます!
販売予定価格 1,820円税込
11月入荷予定です。
テイスティングコメント
カシス、干しプラムなどを思わせる果実香、カラメル香、燻し香、カカオ、ナッツ、胡椒・ナツメグなどスパイス香、鉱物を感じるミネラルなど複雑に豊かに香ります。
口の中に濃縮した豊かな果実味が広がります。比較的豊かな酸があり骨格のしっかりした骨太のワインです。タンニンは強めでやや収縮するものを感じますが尖ったところはありません。濃縮した果実の旨味と共にナッティーな風味、カラメルを思わせる風味などが合わせて広がる旨味豊かな味わいです。余韻はやや長く、後味に濃縮した果実の旨味とやや収縮するタンニンが残ります。旨味豊かに広がる骨格のしっかりした骨太で力強い味わいですが、荒々しいイメージはなくバランス良くまとまった印象のワインです。