10月25日(木)
試飲ワインは赤白各1アイテムです。
1本目、白ワイン
ダイアモンド・リッジ マールボロ ソーヴィニョン・ブラン 2012
ヴィンテージ変更による試飲です。
麦ちゃん評価 3.8点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
まずまずの評価です。
テイスティングコメント
グレープフルーツ、はっさく、パインなどを思わせる果実香、
青草、ハーブなどの香り、燻し香、石灰質を感じるミネラルなど
華やかに清々しく香ります。口の中に比較的強い酸を伴った果実
の旨味が広がります。爽やかでしかも骨格のしっかりしたメリハリ
ある味わいです。果実の旨味は非常に豊かで膨らみあるイメージで
ミネラルから由来する苦味の要素が現われます。爽やかで清々しく
しかも旨味豊かで骨格のしっかりしたヴィンテージです。余韻は
中庸で、後味に比較的豊かな酸を伴った果実の旨味と苦味の要素が
残ります。
2本目、赤ワイン
モンテプルチアーノ・ダブルッツオ カサーレヴェッキオ 2011
麦ちゃん評価 3.85+~3.9点
ここ近年の中では評価高いです。
2005年、2007年に次ぐ出来でしょうか?
テイスティングコメント
干しプラム、ブルーベリーなどを思わせる濃縮した果実の香り、
燻し香、カカオ、ヴァニラ、ナッツなどの香り、ミルキーな要素、
胡椒・ナツメグなどスパイス香、鉱物を感じるミネラルなど複雑
に豊かに香ります。口の中に濃縮した果実の旨味が豊かに広がり
ます。適度な酸があり骨格のしっかりした味わいです。タンニン
は強めで収縮するものがあり、苦味の要素を強めに感じますが、
意外に口当たりスムーズで果実の旨味が素直に広がる印象です。
果実の旨味と共にナッティーな旨味やミルキーな旨味、などが現
われます。濃縮した果実味が素直に膨らむと共に、収縮する苦味
を伴ったタンニンが特徴的です。1年~2年程の熟成で丸みを帯び
てさらに美味しくなると予測します。余韻はやや長く、後味に
濃縮した果実の旨味と強い苦味の要素が残ります。