11月3日(土)
試飲ワインは赤白各1アイテムでした。
1本目、白ワイン
ファルネーゼ ピノ・グリージョ 2011
ヴィンテージ変更による試飲です。
麦ちゃん評価 3.7点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
なんとか最低ラインでしょう。
テイスティングコメント
ピーチ、オレンジ、レモンなどを思わせる果実香、白い花、
石灰質を感じるミネラルなどを感じます。口の中に優しい
果実味が広がります。比較的豊かな酸があり、爽やかで、
クリーンな印象です。軽快で心地良く、優しい果実の旨味
と共に僅かに苦味の要素が現われます。余韻はあまり長く
ありませんが、優しい果実の旨味と僅かに苦味の要素が残
ります。比較的豊かな酸と優しい果実味が広がる軽快で爽
やかな味わいです。
2本目、赤ワイン
デヴォール ピノ・タージュ 2009
これもヴィンテージの変更による試飲です。
麦ちゃん評価 3.9~3.95点
テイスティングコメント
カシス、ブラックチェリーなどを思わせる果実香、ヴァニラ香、
ミルキーな要素、カカオの風味、ナッツ香、埃っぽい要素、胡椒
などスパイス香、樽熟成から由来する木質香など複雑に豊かに香
ります。口の中に濃縮した果実の旨味が膨らみます。適度な酸が
あり骨格のしっかりした味わいです。タンニンは強めで、やや収
縮するものを感じますが、荒々しいイメージはありません。旨味
の要素はストレートに膨らむのではなく徐々に現れる印象で、
果実の旨味と共に、ナッティーな要素、埃っぽい要素、大地の
イメージなどを独特な旨味として感じます。余韻は長く、後味に
濃縮した果実の旨味と苦味を伴ったタンニンが残ります。適度に
濃縮した果実の旨味と独特なイメージの旨味の要素が徐々に膨ら
む印象で苦味を伴ったタンニンが特徴的なヴィンテージです。