1月19日(土)
試飲ワインは赤白各1アイテムでした。
1本目、
シャブリ JLカンソン
麦ちゃん評価 3.8点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
ワインとしてはまずまずですが、
シャブリのイメージはあまり顕著でありません。
残念ながら不採用です。
2本目、赤ワイン
エディツオーネ12 2010
ファルネーゼの高級アイテムです。
麦ちゃん評価 4.2点
予想通りの濃い果実味です。
テイスティングコメント
透けて通らないほど色の濃い黒に近いイメージの紫の色調の強い赤紫色の外観。
ブラックベリー、ブルーベリーなどベリー系の果実がよく熟した印象の果実香、
カカオやナッツの風味、ヴァニラ香、樽熟成から由来する木質香、発酵食品香、
ミルクチョコレート、僅かに胡椒・ナツメグなどスパイス香、鉱物を感じる
ミネラルなど複雑に豊かに香ります。口の中に色調と香りから想像するような
爆発的に濃縮した果実味が広がります。適度な酸がありぼやけた印象はなく、
タンニンは強めで収縮するものを感じますがあくまでもシルキーで荒々しい
イメージはありません。濃縮した果実の旨味が素直に広がる印象で、合わせて
樽熟成から由来する旨味やミネラルから由来する苦味の要素などが膨らみます。
非常に凝縮した果実の旨味ですので、ワイン単独ですと飲み疲れしそうですが、
こってりとしたお料理と相性は抜群です。余韻は長く、後味に凝縮した旨味た
っぷりの果実味と僅かに苦味の要素が長く残ります。