2月23日(土)
試飲ワインは白ワイン1本、赤ワイン2本でした。
1本目、白ワイン
クリオス シャルドネ 2012
ヴィンテージの変更による試飲です。
麦ちゃん評価 3.8~3.85点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
テイスティングコメント
リンゴ、アンズなどを思わせる果実香、僅かにカラメル香、ミルキーな要素、
石灰質を感じるミネラル、オイリーな要素などを感じます。口の中に比較的
豊かな酸を伴った果実の旨味が広がります。メリハリある味わいで、爽やか
な印象も受けます。コンポートを思わせる果実の旨味が豊かに膨らみ、僅か
にカラメルを感じる旨味の要素、ミネラルから由来する収縮するイメージも
感じます。余韻は中庸で、後味に比較的強めな酸を伴った果実の旨味と僅か
に苦味の要素が残ります。比較的強い酸を伴ったコンポートを思わせる果実
の旨味が特徴的な豊かでバランスの良い味わいです。
2本目、赤ワイン
マルケス・デ・ラ・コンコルディア 2010
これもヴィンテージの変更による試飲です。
麦ちゃん評価 3.85+点
熟したプラム、ブルーベリーのジャムなどを感じるよく熟した印象の果実香
が主体です。カラメル香、ヴァニラ香、黒糖、ミルキーな要素、僅かに鉱物
を感じるミネラルなどが香ります。口の中に香りから想像するような、よく
熟した印象の適度に濃縮感のある果実の旨味が広がります。適度な酸があり
骨格のしっかりした味わいです。タンニンは強めで尖ったところはなくあく
までもシルキーです。余韻はやや長く、後味に濃縮感のある熟した印象の
果実の旨味が残ります。よく熟した果実の旨味が豊かに膨らむミディアム
ボディーですが、力強さも備えた印象のヴィンテージです。
3本目、赤ワイン
フィサン 2009 ドメーヌ・ジャン・タルディ
ブルゴーニュのAOCフィサン
麦ちゃん評価 4.1点
かなり高評価です。
テイスティングコメント
フランボワーズ、チェリーのジャムなどを思わせる果実香、ヴァニラ香、
ナッツ香、カラメル香、カカオの風味、樽熟成から由来する木質香、
トリュフのイメージ、胡椒などスパイス香など複雑に豊かに香ります。
口の中に香りから想像するような複雑味を伴った優しい果実の旨味が
広がります。比較的豊かな酸があり、透き通るようなイメージがあり、
しかもしっかりとした骨格を備えています。タンニンは程よいものを
感じますが荒々しさはありません。優しい果実の旨味と共にナッティー
な要素やカカオの風味など複雑味を感じる要素が膨らみます。余韻は
長めで、後味に比較的豊かな酸と複雑味を伴った優しい果実の旨味が
長く残ります。透き通る印象の綺麗な味わいで、優しい果実の旨味と
複雑味が広がり、しっかりとした骨格のある味わいです。