3月11日(月)
試飲ワインは白2本、赤1本でした。
1本目、白ワイン
ポール・クルーヴァー ソーヴィニョン・ブラン 2011
前ヴィンテージ(2010年)が納得いかなかったので、
採用を見合わせていましたが、2011年ヴィンテージとなったので久しぶりの試飲です。
麦ちゃん評価 3.9点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
かなりの高得点です。
テイスティングコメント
はっさく、グレープフルーツを思わせる柑橘系の果実の香りが主体です。
燻し香、青草、ハーブ、石灰や貝殻などを感じるミネラルなどが加わります。
口の中に比較的豊かな酸を伴ったフレッシュな印象の果実味が広がります。
爽やかでクリーンなイメージですが、メリハリがあり骨格のしっかりした
味わいです。果実の旨味と共に、やや塩味を感じるミネラル分、僅かな収縮感、
アミノ酸を思わせる旨味などが現われます。余韻は中庸で、後味に比較的豊か
な酸を伴ったフレッシュな果実味と僅かに苦味の要素が残ります。比較的豊か
な酸を感じ、柑橘系の果実味が広がるフレッシュで爽やか、そしてクリーンな
味わいですが、しっかりとした骨格も備えた良質なソーヴィニョン・ブランと
言えます。
2本目、白ワイン
ポール・クルーヴァー シャルドネ 2011
同じく、前ヴィンテージ(2010年)が納得いかなかったので、
採用を見合わせていましたが、2011年ヴィンテージとなったので久しぶりの試飲です。
麦ちゃん評価 4.0~4.1点
傑作の評価です。
テイスティングコメント
熟したリンゴ、アンズ、カリンなどを思わせる果実香、蜂蜜香、カラメル香、
ナッツ香、ブリオッシュ、樽熟成から由来する木質香、オイリーな要素など
豊かに香ります。口の中に香りから想像するような熟した印象の果実の旨味
が広がります。比較的豊かな酸があり骨格がしっかりしています。膨らみの
ある豊かな味わいで、果実の旨味と共に蜂蜜を思わせる旨味、ナッティーな
風味、カラメルを感じる旨味などが現われます。余韻は長く、後味に比較的
豊かな酸を伴った熟した印象の果実の旨味とナッティーな風味、僅かに苦味
の要素が残ります。程よい樽熟成の風味とよく熟した印象の果実味が特徴的
な比較的豊かな酸に支えられたふくよかでバランスの良い良質なシャルドネ
と言えます。
3本目、赤ワイン
ポール・クルーヴァー ピノ・ノワール 2010
同じく久しぶりの試飲です。
麦ちゃん評価 3.85~3.9点
良いピノ・ノワールですが、もう少し点数が欲しいところです。
残念ですが次のヴィンテージに期待です。