4月11日(木)
試飲ワインは赤2本でした。
いずれもヴィンテージの変更による試飲です。
1本目、
ドン・カミッロ 2011
ヴィンテージ変更による試飲です。
ファルネーゼの2011年ヴィンテージの赤ワインは非常に良い出来です。
このドン・カミッロも素晴らしいワインとなっています。
麦ちゃん評価 3.9~3.95点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
もしかしたら過去最高のドン・カミッロか!!
テイスティングコメント
プラムのジャム、ブラックチェリーのジャムなどを思わせる果実香、
黒糖、ミルキーな要素、ヴァニラ香、カラメル香、ナッティーな風味、
胡椒・ナツメグなどスパイス香、鉱物を感じるミネラルなどが香ります。
口当たりスムーズで程よく濃縮した果実の旨味が素直に広がります。
適度な酸がありますのでぼやけた印象はなくメリハリある味わいです。
タンニンは強めで、僅かに収縮感があるものの、尖ったところはなく、
シルキーで柔らかい印象です。余韻はやや長く、後味に旨味豊かな
果実味が残ります。ミディアムからフルボディーで、程よく濃縮した
旨味らっぷりの果実味が素直に広がる印象で膨らみがあり、柔らかく
バランス良いヴィンテージです。
2本目、
マルケス・デ・カーサ・コンチャ カルムネール 2011
麦ちゃん評価 4.0~4.1点
傑作の評価です。
テイスティングコメント
カシス、ブラックベリーなどを思わせる果実香、杉・植物の茎
を思わせる青味の要素、黒糖、カラメル香、ヴァニラ香、カカオの
風味、木質香、埃っぽい要素、大地のイメージなど複雑に豊かに
香ります。口の中に凝縮した濃い果実味が広がります。比較的豊かな
酸があり骨格のしっかりした味わいです。タンニンは強く、収縮する
ものがあり、荒々しく感じますが、尖った印象はありません。凝縮した
果実味と共にカカオの風味やカラメルの風味が現われます。余韻は長く、
後味に凝縮した濃い果実の旨味と収縮するタンニンが残ります。
凝縮感のある濃い果実味が広がるパワフルで飲み応えある骨太の1本です。
今後の熟成によりさらに良くなると思われます。