4月26日
試飲ワインは白ワイン1本、赤ワイン2本でした。
1本目、白ワイン
オルキデア・シュル・リー ソーヴィニョン・ブラン 2012
スペインのソーヴィニョン・ブランです。
ヴィンテージの変更による試飲です。
麦ちゃん評価 3.8点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
かなりの高評価です。
テイスティングコメント
洋ナシ、メロン、グレープフルーツなどを思わせる果実香、白い花、
ハーブや青草、石灰質を感じるミネラルなどを感じます。口の中に
優しい果実の旨味が素直に広がる印象です。適度な酸があり、爽や
かな印象も受けますが、骨格のしっかりしたメリ八リある味わいです。
果実の旨味と共にコンポートを思わせる旨味、ミネラルから由来する
収縮感が現われます。余韻は中庸、後味に優しい果実の旨味と僅かに
苦味の要素が残ります。優しい果実の旨味が素直に広がるイメージの
爽やかですが、ミネラルに富んだ骨格のしっかりした良質な
ソーヴィニョン・ブランです。
2本目、赤ワイン
ヴァレ・デ・ナバイシュ 2010
ポルトガルのお買い得ワインです。
これもヴィンテージの変更による試飲です。
麦ちゃん評価 3.75+~3.8点
テイスティングコメント
干しプラム、ブラックチェリーのジャムなどを思わせる果実香、
強めに感じるナツメグ・シナモンなどスパイス香、黒糖、シロップ、
すみれの花などが香ります。口の中に適度に濃縮したジャミーな
果実味が広がります。適度な酸があり骨格のしっかりした味わいです。
タンニンはやや強めで収縮するものを感じますが、基本的には柔らかい
印象です。ミディアムボディーですが、力強さも備えています。余韻は
中庸で、後味に濃縮した果実味、スパイシーな風味、僅かに収縮する
タンニンが残ります。濃縮したジャミーな果実味とスパイシーな風味が
特徴的なミディアムボディーですが力強さも備えた1本です。
3本目、赤ワイン
ブラックラベル シラー 2011
これもヴィンテージ変更による試飲ですが
前ヴィンテージは取り扱わなかったので久しぶりです。
麦ちゃん評価 4.0~4.1点
傑作の評価です!
テイスティングコメント
ブラックベリーやカシスなど黒い果実の香り、ミルキーな要素、
ブラックペッパー・ナツメグなどスパイス香、ヴァニラ香、カラメル香、
カカオの風味、木質香など豊かに香ります。口の中に凝縮した濃い果実味が
広がります。酸は比較的強めで、骨格のしっかりしたメリハリある味わい
です。タンニンは強く、収縮感はありますが荒々しいイメージではなく
あくまでもシルキーです。濃い果実の旨味と共にビターチョコレートを
思わせる旨味やスパイスの風味が膨らみます。余韻は長く、後味に凝縮
した濃い果実味と僅かに収縮するタンニンが残ります。凝縮した濃い果実味
と、比較的強めの酸とタンニンが特徴的な力強く、パワフルでスパイシーな
シラーズです。