5月21日(火)
試飲ワインは白1本、赤2本でした。
1本目、白ワイン
シャトー・ド・フォント・ニーユ 2011
ボルドー アントゥル・ドゥ・メールの爽やかな白ワイン
これからの季節に最適!
麦ちゃん評価 3.85+点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
販売予定価格 1,355円税込
テイスティングコメント
グレープフルーツ、レモン、パインなどを思わせる果実香、ハーブ、
青草、ミント、水飴、石灰質を感じるミネラルなどが香ります。
口の中に比較的強い酸を伴った香りから想像するような柑橘系の
果実味が広がります。爽やかでクリーンな印象ですが、骨格のしっ
かりした味わいです。果実の旨味と共に、清々しいハーブの要素や
ミネラルから由来する苦味などが現われます。余韻は中庸で、後味
に比較的強い酸を伴った果実味と僅かに苦味の要素が残ります。
比較的強い酸、柑橘系の果実味、ハーブや青草の風味が特徴的な
爽やかでしかも骨格のしっかりした1本です。
2本目、赤ワイン
ザ・ウルフトラップ・レッド 2112
ヴィンテージの変更による試飲です。
麦ちゃん評価 3.75~3.8点
テイスティングコメント
ブルーベリー、プラムのジャムなどを思わせる果実香、黒糖、シロップ、
シナモン・胡椒などスパイス香、鉱物を感じるミネラル、僅かに植物の
茎を思わせる青味の要素などを感じます。口の中に適度に濃縮した果実
の旨味が広がります。比較的豊かな酸を感じ、骨格のしっかりしたメリ
ハリある味わいです。適度なタンニンがあますが、尖ったところはなく、
柔らかくシルキーです。果実の旨味と共にスパイシーな風味が顕著に広
がる印象です。余韻は中庸で、後味に適度に濃縮した果実味と僅かに
苦味の要素が残ります。ミディアムボディーでバランス良く、程よい
濃縮感ある果実味と強く広がるスパイシーな風味が特徴的なヴィンテージ
です。
3本目、赤ワイン
キャンティー ルフィーナ 2008 フラスコーレ
麦ちゃん評価 3.9点
非常にバランス良くまとまったヴィンテージとなりました。
テイスティングコメント
プラムのジャム、干しプラムなどを思わせる果実香、ミルキーな要素、
すみれの花、カラメル香、ヴァニラ香、やや古びた印象の木質香、
胡椒などスパイス香などを感じます。口の中に適度に濃縮した果実の
旨味が広がります。程よい酸があり骨格のしっかりしたメリハリある
味わいです。適度なタンニンを感じ、僅かに収縮感があるものの柔ら
かくシルキーです。果実の旨味と共にナッティーな風味や様々な複雑
な旨味の要素が現われます。ミディアムボディーで、程よく濃縮した
果実味が広がる柔らかくまろやかで膨らみある上質なキャンティと言
えます。余韻は中庸で、後味に適度に濃縮した果実の旨味が残ります。