6月9日（日）
試飲ワインは赤白各1アイテムでした。
1本目、白ワイン
ルイ・ジャド ソンジュ・ド・バッカス シャルドネ 2010
ヴィンテージの変更による試飲です。
麦ちゃん評価 4.0～4.05点
（3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン）
前ヴィンテージとタイプが異なりますが
引き続いて傑作の評価です。
テイスティングコメント
イチジク、黄桃、カリンなどを思わせる果実香、ミルキーな風味、
カラメル香、燻し香、オイリーな要素、僅かに木質香、石灰質を
感じるミネラルなどが香ります。口の中にアミノ酸を感じる旨味
を伴った果実味が広がる印象です。程よい酸があり骨格のしっか
りしたメリハリある味わいです。膨らみあるふくよかな味わいで
アルコールをやや強めに感じます。透き通るような透明感もあり、
爽やかさも持ち合わせています。余韻はやや長く、果実の旨味と
共に、蜂蜜を思わせる旨味、カラメルの風味、ミネラルと樽熟成
から由来する苦味などが現われます。アミノ酸を感じる旨味を伴
った果実味が広がるふくよかで豊か、しかも爽やかなイメージも
感じる独特なイメージのヴィンテージです。
2本目、赤ワイン
アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ 2005
麦ちゃん評価 4.25点
やっぱりアマローネは強烈です！！
5,000円程のワインですが、これは採用してもいいかな。
テイスティングコメント
煮詰めてジャムにしたアメリカンチェリー、プラムのジャムなどを
思わせる果実香、ミルキーな要素、すみれの花、黒糖、ヴァニラ香、
カラメル香、チョコレート、白胡椒などスパイス香、木質香などを
感じます。口の中に凝縮したジャミーで熟した濃い果実味が広がり
ます。酸は比較的穏やかに感じますが、芯にはしっかりしたものが
あり、ぼやけたイメージはありません。タンニンは強く、骨太で
力強くパワフルですが、荒々しいイメージはなく、あくまでもシル
キーです。アルコールを強めに感じ、トロミのあるふくよかな味わ
いです。余韻は長く、濃縮した果実の旨味と共に、チョコレート、
ナッティーな風味、やや残糖分を感じる旨味などが現われます。
凝縮したジャミーな果実味の旨味がたっぷり広がるアルコールを
強めに感じるパワフルで飲み応えありふくよかな1本です。
