7月24日(水)
本日の試飲ワインは赤白各1アイテムでした。
1本目、白ワイン
ヴィニティー・ザブ インツォリア・シャルドネ 2012
麦ちゃん評価 3.85点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
まずまずの評価ですが採用する決め手に欠けます。
品質の高いワインですが、
1,500円という価格を考えると採用は見合わせます。
2本目、赤ワイン
アラヤ 2011
麦ちゃん評価 4.25~4.45点
とてつもないパワフルなワインです。
販売予定価格4,515円
採用するしかありません!!
テイスティングコメント
透けて通らない程色の濃い黒に近いけれど紫の色調の強い赤紫色の
外観が特徴的です。ブラックベリー、カシスなどの黒い果実を思わせる香り、
ミルキーな風味、ヴァニラ香、カカオの風味、ナッツ香、木質香、発酵食品香、
鉱物を感じるミネラルなど複雑に豊かに香ります。口の中に凝縮した濃い果実味が広がります。強いアルコールを感じ、トロリとした食感がありパワフルで飲み応え充分です。酸は比較的穏やかに感じますが、芯にはしっかりしたものがあり、ぼやけたイメージはありません。タンニンは強烈で、収縮するものを感じますが、荒々しい印象ではありません。果実の旨味が素直に広がり、カカオの風味、ミルクチョコレート、ナッテーな風味、タンニンから由来する強い苦味などが現われます。余韻は長く、凝縮したたっぷりの果実の旨味がいつまでも残る印象です。爆発的に濃い果実の旨味が素直に広がる印象のパワフルで力強く飲み応え充分な素晴らしいワインです。今後の熟成によって、より丸みを帯びスムーズとなれば、『至高のワイン』となる可能性が充分あるヴィンテージです。