10月17日(木)
試飲ワインは赤ワイン1本でした。
バローロ リゼルヴァ アウダチェ 2006
2006年はやはりバローロの当たり年でしょう。
麦ちゃん評価 4.3点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
テイスティングコメント
ブラックチェリーのジャム、乾燥プラムなどを思わせる果実香などを
思わせる果実香、ミルキーな風味、ドライフラワー、すみれの花、
黒糖、カラメル香、ヴァニラ香、カカオの風味、木質香、僅かに
ナツメグなどスパイス香など複雑に豊かに香ります。口当たり
スムーズで程よい濃縮感のある旨味豊かな果実味が素直に広がる印象
です。アルコールを強めに感じ膨らみがあり、適度な酸がありメリハリ
のある味わいでぼやけたイメージはありません。タンニンは強めに感じ、
後味に残る強烈な収縮感はまさにバローロというイメージです。余韻は
長く、果実の旨味と共にカラメルやナッツの風味、収縮するタンニン
などが現われます。豊潤な香りに包まれ、複雑味を伴った果実の旨味が
素直に広がるモダンなイメージのバローロですが、後味に残るタンニン
の収縮感は典型的なバローロと言えます。