11月1日(金)
試飲ワインは赤ワイン2アイテムでした。
いずれもヴィンテージ変更による試飲でした。
1本目、
ファルネーゼ ファンティーニ サンジョヴェーゼ 2012
名前、エチケットが一新されました。
麦ちゃん評価 3.75~3.8点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
テイスティングコメント
プラム、ブラックチェリーのジャムなどを思わせる果実香、水飴、黒糖、
カラメル、僅かに胡椒などスパイス香などを感じます。口の中に程よい
濃縮感のあるジャミーな果実の旨味が広がります。適度な酸があり、
メリハリある味わいで、程よいタンニンがありますが荒々しいイメージ
ではなくバランス良くまとまった印象です。余韻は中庸で、果実の旨味
と共に、僅かにカラメルの風味、収縮するタンニン、ミネラル感などが
現われます。程よく濃縮したジャミーな果実味が広がると共に適度な酸
とタンニンを伴ったバランスの良いヴィンテージです。
2本目、
ファレルニア カルムネール・レゼルバ 2011
麦ちゃん評価 3.8点
テイスティングコメント
プラムのジャム、カシスなどを思わせる果実香、シロップ、黒糖、
杉や植物の茎を感じる青味の要素、シナモン・ナツメグなどスパイス香、
カカオの風味、木質香など複雑に香ります。口の中に濃縮したジャミーな
果実の旨味が広がります。アルコールを強めに感じ、膨らみがあり、酸は
比較的穏やかで、果実の旨味をよりスムーズに感じます。タンニンは強め
で僅かに収縮感を感じますが荒々しいイメージではありません。余韻はやや
長く、果実の旨味と共に、ナッティーな風味、カラメルの風味、強めに感じる
苦味の要素が現われます。凝縮したジャミーな果実味がたっぷり広がると共に
青味の要素を強めに感じ、やや収縮したタンニンが残る未だ荒々しさを感じる
ヴィンテージです。