12月20日(金)試飲ワイン
シャトー ラモット・ブスコー ブラン 2011
ボルドー ペサック・レオニャンの無名ですが高品質なワイン
麦ちゃん評価 4.1点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
テイスティングコメント
黄桃、アンズなどを思わせる果実香、燻し香、オイリーな風味、カラメル香、
ナッティーな風味、石灰質を感じるミネラルなど複雑に香ります。口の中に
よく熟した印象の果実の旨味が広がります。膨らみがあり、蜂蜜を思わせる
旨味などが合わせて広がります。やや塩味を帯びた程よい酸を感じメリハリ
ある味わいです。余韻は長く、果実の旨味と共に、樽熟成から由来する
ナッティーな風味、はちみつを思わせる旨味などが現われます。程よい樽の
利いた、よく熟した果実の旨味が広がる膨らみのある豊かなボルドーの
辛口白ワインです。
シャトー ラモット・ブスコー ルージュ 2009
同じシャトーの赤ワインです。
麦ちゃん評価 4.1点
テイスティングコメント
カシス、プラムのジャム、乾燥プラムなどを思わせる果実香、ミルキーな風味、
燻し香、カカオ・ナッツの風味、チョコレート、鉱物を感じるミネラルなどが
現われます。口の中に凝縮した濃い果実味が広がります。膨らみのある豊かな
味わいですが、旨味の要素はストレートではなく徐々に膨らむイメージです。
適度な酸があり骨格のしっかりした味わいです。タンニンは強くやや収縮感が
あり、荒々しさを感じますが、尖ったイメージはありません。余韻は長く、
果実の旨味と共にチョコレートの風味、ミネラルとタンニンから由来する
収縮感が現われます。凝縮した果実味を感じ、ミネラル感に富み、旨味の要素が
徐々に膨らむ印象の力強く荒々しさえ感じる骨太のボルドーワインです。