1月8日(火)試飲ワイン
ポール・クルーヴァー ソーヴィニョン・ブラン 2012
ヴィンテージの変更による試飲です。
麦ちゃん評価 3.9点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
テイスティングコメント
グレープフルーツ、レモンなどを思わせる柑橘系の果実香、シロップ、
燻し香、青草、ミントなどハーブ、石灰質を感じるミネラルなどが
香ります。口の中に柑橘系の果実のコンポートを思わせる豊かな果実味が
広がります。綺麗で透き通るような豊かな酸を感じ、爽やかでしかも骨格の
しっかりした味わいです。余韻はやや長く、果実の旨味と共にミネラルから
由来する苦味の要素が僅かに現われます。シトロン系の果実の旨味が広がる
膨らみある味わいで、透き通るような綺麗な酸が広がる爽やかで、清々しく、
しかも骨格のしっかりしたヴィンテージです。
バローロ 2008 セッラデナリ
これもヴィンテージの変更による試飲です。
これは素晴らしいヴィンテージです。
麦ちゃん評価 4.15~4.2点
傑作です!
テイスティングコメント
ブラックチェリーのジャム、乾燥イチジクなを思わせる果実香、ドライフラワー、カラメル香、カカオの風味、ヴァニラ香、やや古びた樽のイメージなど複雑に豊かに香ります。口の中にチャーミングでジャミーな果実味が広がります。
膨らみのある味わいで、アルコールは強めですが、アルコール臭は強く感じません。
適度な酸があり、透き通るような印象を受けますが、メリハリがあり骨格は
しっかりしています。タンニンは柔らかくシルキーで、後味にやや収縮するもの
を感じるもののバローロらしい強烈な収縮感はありません。繊細で優雅で旨味の
要素を素直に感じる心地良いバローロと言えます。余韻は長く、果実の旨味と
共に、カラメルの風味や古びた樽のなど複雑味を感じる風味が現われます。
複雑で芳醇な香りに包まれ、口当たりスムーズで、綺麗な酸とシルキーな
タンニンを感じ、チャーミングでジャミーな果実味が素直に広がる心地良い印象の今飲んで美味しく楽しめる上質なバローロです。