ボッシュクルーフ訪問
Pocket

ボッシュクルーフで期待の若手醸造家に合う

南アフリカワイン

1995年設立のステレンボッシュヒルズにある25ヘクタール父と子二人で営む小さな農場。

栽培品種はシラー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロ、シャルドネ。

栽培は垣根式で灌漑あり。カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、シャルドネは、

2種類の違うクローンを使用することによりワインを複雑にしています。

小さな農園である為、栽培は細部にも丁寧に管理することができます。

栽培密度は1ヘクタールあたり3800~4800本、平均収量は5~8トン/ヘクタールと低めに抑えています。

醸造哲学はナチュラル製法で人の手をなるべく加えず、SO2なども最小限にしています。

農園は自然に恵まれ、多種多様な野生の小動物も生息しています。

父ジャックは、南アフリカのシモンシヒ、ラモッテ、ルパートロートシルトで醸造経験を積んだ後に

現在のボシュクルーフをオープンしました。

彼は南アフリカ・シラーズ・フォーラムの会長も務めた経験もあり、

今では南アフリカ・ワインメーカーズ・ギルドのメンバーでもあります。

息子リーネン(現在31才)は、ローヌで醸造経験をした後、実家に戻り、現在は醸造責任者に就任しており、

彼も、南アフリカの才能ある若手醸造家の1人として注目を浴びています。

南アフリカワイン

大きな犬が出迎えてくれました。

顔は怖いけれど性格は穏やかだとリーネンは言っていました。

息子さんのリーネン氏が案内してくれました。

南アフリカワイン

まずは醸造設備を案内頂きました。

南アフリカワイン
南アフリカワイン

初めて見るコンクリートタンクです。

南アフリカワイン

中は丸くなっていてエッグ型のコンクリートタンクと同様とのこと。

最先端のコンクリートタンクです。

南アフリカワイン
南アフリカワイン

続いて畑を案内してもらいました。

シャルドネの畑

コーヒークリップ土壌で通常に栽培すると房と実がが大きくなり過ぎるため、

通常より垣根の高さを低くしているとのことです。

南アフリカワイン
南アフリカワイン

シラーの畑はグラナイトの土壌で、2週間雨が降らないので灌漑の最中でした。

南アフリカワイン

ちょうどシャルドネの収穫の最中でした。

彼らの伸長と比べても垣根の高さが低い事が分かると思います

南アフリカワイン

テイスティングルームにて試飲

南アフリカワイン

シャルドネ 2018

麦ちゃん評価 4.05点

自社畑

70%樽 30%ステレンス 古樽 70%

程よいオーク樽熟成 厚味があり しかも綺麗で

余韻はな長い。

突出したところのない綺麗な樽熟タイプのシャルドネ

これは新アイテムに是非加えたい。

南アフリカワイン

エピローグはシラー100%で彼らのフラッグシップです。

南アフリカワイン

ティム・アトキンの南アフリカレポート2018で98点の高得点のシラーです。

麦ちゃん評価 4.35~4.4点

黒い果実、ナツメグ・胡椒などスパイス、カラメル、木質香、鉱物を感じる強いミネラル、

25%新樽

樹齢23~25年

単一畑のシラーでもよい樽のものだけを選んだ

バレルセレクション

このエピローグはこの春入荷します!(ご期待下さい)

南アフリカワイン

カベルネ・メルロ 2017

麦ちゃん評価 3.95点

60% カベルネ 40% メルロ

古樽 18ヶ月

カシス、カラメル、木質香、僅かにチョコレート、バランス良いボルドーブレンドです。

恐らく2,000円以下となりそうなので、これも新規アイテムの候補です!

コンクルージョン 2016

カベルネ・ソーヴィニョオン65%  メルロ 22% フラン 9% シラー 4%

麦ちゃん評価 4.4点

ニューオーク 40%

ミルクチューコレート、木質香、樽香、スパイス、

シルキーで柔らかく、バランス良い、余韻は長く、今飲んで美味しい

南アフリカワイン

ボッシュクルーフとは別ブランドのローンバンガンディのアイテム

醸造はリーネン氏が行っています

パタツ・ブラン 2018

産地クレイン・カルーのモンタギュー 

コロンバール 50% シュナン 50%

ミネラルに富み、綺麗でハッキリした酸とはっきりした骨格、

後味にアミノ酸を思わせる旨味徐々に現れる印象です。

独特なイメージの白ワイン

他のローンバンガンディのアイテムは全て完売とのこと

このワインは三宅氏がおさえましたが、

ローンバンガンディの他のアイテムは次のヴィンテージが出来たら

三宅氏に連絡が入ることになりました。

南アフリカワイン

本日はリーネン氏に案内頂きましたが、帰る間際に父親のジャック氏が戻られました。

リーネン氏に年齢を確認したらまだ若干31才とのこと。

敷地内には新居も建設中で、これからの活躍が大いに期待される生産者です。

南アフリカワイナリー巡り日記 2019 ~三宅氏と共に~カテゴリの最新記事