ハーテンバーグより同地区のカノンコップに移動。
カノンコップのネーミングは大砲のある場所という意味です。
その象徴的な大砲の看板が出迎えてくれました。
その昔、ケープタウンの港に船が着くと、大砲がその到着を知らせました。
その大砲の音を狼煙のようにつないで、広く知らせていました。
その一つがこの地にあったということで、カノンコップの象徴なったのです。
プレミアム用のピノタージュはブッシュヴァインで、樹齢50年以上の古木もあります。
垣根造りも行いますが、そちらはプレミアムアイテムには使用せず、
低収量で収穫にも手間がかかるけれど、その分良いブドウが出来る。
ブッシュヴァインを中心に栽培しているとのことです。
収穫されたばかりのピノタージュ。
ただ今収穫の真っ最中です。
除梗し破砕されたピノタージュはコンクリートタンクに移され、
発酵が落ち着くまで、2時間に一回ピシャージュされます。
この作業は深夜、早朝とわず行われます。
南アのワイナリーには犬はつきものですが、
今回ワンちゃんに出会ったのはカノンコップが最初です。
醸造責任者の後を付いて醸造設備の中も歩き回るのには驚きました。
カノンコップの醸造責任者(ワインメーカー)のアブリー氏
中央がアブリー氏ですが、
世界最優秀ワイン醸造家に過去三度選ばれたことがあります。
テイスティングルームに移動して
8アイテムのワインのテイスティングを行いました。
帰国後2から3アイテムの新アイテムの導入を検討してみます。
本日は4か所のワイナリー巡りの最後でしたが、
かなりのハードスケジュールでしたが、多くの収穫があった1日でした。
カノン・コップでの夕食
カノンコップの夕食は「ブライ」でした。
南アフリカではお客様をおもてなしするのにバーベキューをするのが慣習です。
そのことをブライと呼んでいます。
ピノタージュのブドウがセンス良く飾られたテーブル
辺りが暗くなると蝋燭の光が幻想的でした。
カノンコップではフィッシュ・ブライ(魚のブライ)で
大切なお客様をおもてなししているとのことです。
魚の種類はお聞きしたけれど忘れてしまいました。
ケープタウン周辺の海で捕れるポピュラーな魚です。
味わいはサワラに近いような美味な魚でした。
カノン・コップのオーナーの奥様自ら盛り付けてくてました
骨が長くで太いので、
案外取り外し易く、食べやすい美味なお魚でした。
お魚のブライ以外はサラダとパンというシンプルなお料理です。
オーナーご夫妻が自ら歓待してくれた心のこもったおもてなしでした。
ブライに合わせてカノン・コップのワインを思いっ切り楽しんでしまいました♪