5月26日(火) 試飲ワイン
ペティアン・ド・マルス 山梨マルス・ワイナリー
ペティアンはフランス語で弱発泡性のワインのことです。
無濾過で造られるため、白く濁った外観が特徴的です。
瓶底に澱が溜まっているので、開栓前にゆっくりボトルを逆さにして、
しばらくして元に戻して澱を拡散して白濁した液体を楽しむ
ちょっと変わった甲州種の白ワインです。
麦ちゃん評価3.8~3.85点
販売価格は1,700円前後になると思います。
720mlなのがちょっと気に入りません。
テイスティングコメント
白く濁った外観が特徴的です。ペティアン(弱発泡性)ですので、泡立ちは
あまり強くなく、持続力もあまりありません。アンズ、黄桃などやや過熟ぎみの
果実香が豊かに香ります。蜂蜜香、石灰質を感じるミネラルなどが加わります。
泡の刺激は心地よく、香りから想像するような、よく熟した印象の果実の旨味が
広がります。比較的強く、はっきりした酸を備え、ミネラルに富み、基本的には
爽やかな印象ですが、しっかりとした骨格を備えています。余韻は中庸で、
果実の旨味と共に、アミノ酸を思わせる旨味の要素が豊かに膨らむイメージです。
白く濁った液体が特徴的。泡の刺激が心地よく、やや過熟ぎみの果実味とアミノ酸を
思わせる旨味が豊かに広がり、爽やかな印象ですが、骨格のしっかりした個性的
な甲州種のペティアンです。