1月11日(月) 試飲ワイン
タンタラ カルーセル ブラン・ド・ブラン 2009
タンタラが自家用に造ったシャンパーニュ方式のスパークです。
スパークリングワイン専門の生産者ではないので、
デゴルジュマンはしているとのことですが、澱が沢山残っています。
、
瓶底には沢山の澱があるようで、飲むに従い液体は濁ってきます。
これ程濁った液体は通常のシャンパーニュではありえません。
いかにも自家用というイメージのスパークです。
しかし、その味わいは実に素晴らしいものがあります。
麦ちゃん評価 4.3点
感動的ワインとして評価しました。
2009年ヴィンテージだけ造られたタンタラ自家用のスパークリングワイン。
それ以降は生産していないということです。
もちろん自家用ですので、生産量も僅かです。
タンタラのファンには是非お試し頂い逸品です。
販売予定価格 6,985円税込
テイスティングコメント
泡立ちは激しくクリーミー、きめ細やかな泡がグラスの底から立ち上り、
持続力があります。グラスに注いだ液体は透明感のない濁ったもので、
その濁りは瓶底に近づく程強くなります。しかし、それは劣化によるもの
ではなく、動瓶・デゴルジュマン・清澄などの醸造過程によるものだた思わ
れます。香りや味わいには問題はなく健全で、素晴らしい品質です。
煮リンゴ、焼きリンゴ(リンゴパイ)などをを思わせる果実香が強く香り
ます。蜂蜜香、イースト香、石灰質を感じるミネラル、オイリーな風味、
などが加わります。口の中に香りから想像するようなよく熟した印象の
旨味の要素が濃い果実味が広がります。膨らみがありふくよかですが、
非常に強い酸を感じ、ミネラルに富み、骨格のしっかりしたメリハリある
味わいです。キリッとした辛口ですが、旨味豊かで、徐々にアミノ酸を
思わせる旨味が現れる印象です。余韻は長く、旨味の要素がいつまでも
口中に残ります。強い酸を感じ、ミネラルに富み、キリッとした辛口ですが、
旨味の要素が濃い果実味やアミノ酸を意識する旨味の要素が豊かに広がる
印象の、余韻の長い、力強ささえ感じる素晴らしいスパークリングワインと
言えます。