12月1日(月)試飲ワイン
シャトー・ラモット・ヴァンサン・レゼルヴ 2012
ヴィンテージの変更による試飲です。
麦ちゃん評価 3.9点
テイスティングコメント
カシス、干しプラムなどを思わせる果実香、僅かにミルキーな要素、カカオの風味、
チョコレート、燻し香、木質香、胡椒・ナツメグなどスパイス香、鉱物を感じる
ミネラル、埃っぽい要素など豊かに香ります。口の中に凝縮感のある果実の旨味が
広がります。アルコールをやや強めに感じ、旨味豊かで膨らみがあり、酸は比較的
豊かでメリハリがある味わいです。タンニンは強くやや収縮するものがあるものの
シルキーで荒々しいイメージはありません。余韻はやや長く、果実の旨味と共に
樽熟成から由来する旨味の成分とタンニンから由来する収縮感、ミネラルから由来
する収斂性などが現れます。凝縮感のある濃い果実味が広がると共に、比較的豊かな
酸とタンニンを備え、骨格のしっかりした飲み応えあるヴィンテージです。今後の
熟成が期待できる1本です。