10月24日 試飲ワイン
コート・デュ・ルーション・ヴィラージュ トータヴェル レ・ファレーズ 2011
ドメーヌ・ガルディエ
ヴィンテージの変更による試飲です。
前ヴィンテージは2004年でしたので、
かなり年代が飛びました。
2004年は4.5点で評価しました。
2011年麦ちゃん評価 4.3～4.4点
感動的ワインです。
上手く熟成が進めば2004年の評価に近づく可能性を秘めています。
テイスティングコメント
ブルーベリーを煮詰めてジャムにした印象の果実、乾燥プラムなどを思わせる
果実の香りが豊かで、ミルキーな風味、ドライフラワー、黒糖、チョコレート、
ナッティーな風味、ブラックペッパー・ナツメグなどのスパイス香などが加わり
ます。口の中に凝縮した濃いけれど未だフレッシュな果実の旨味が豊かに広がり
ます。アルコールを強く感じ、ボリューム感があり、程よい酸を備え、骨格の
しっかりした味わいです。タンニンは強く、未だ収縮感はあるものの、荒々しい
イメージはなく、あくまでもシルキーです。ボリュームがあり力強く飲み応えが
ありますが、繊細で心地よくスムーズなイメージも持ち合わせています。長い
余韻を備え、旨味豊かな果実味が主体で、僅かに樽熟成から由来する風味、
タンニンから由来する苦味と収縮感などが長く残ります。凝縮した濃いけれど未だ
フレッシュな果実味が特徴的。ボリュームがあり、スパイシーで力強く、飲み応え
ありますが、タンニンはシルキーで繊細で心地よいイメージも持ち合わせています。
今後の熟成が大いにに期待出来る1本です。10年後にもう一度味わいたいワインです。
